手描き友禅研修

facebookやinstagramではご報告していましたが、1年通った京友禅(手描)技術者研修プロ養成コースが3月で終了しました。

ちなみに、豆知識的ですが“京”友禅とは…色々定義があると思いますが、その一つが色を挿して行く時に筆ではなく刷毛を主に使うということだそうです。京友禅の紹介を本で見かけると、割と写真では職人さんが筆を使っていたりします。お仕事になると職人さんによって様々…となるようですが、“京”友禅の研修ということで刷毛を使った染めを教えていただきました。

時間は週に2日、夜の時間です。仕事としての京友禅は行程ごとに分業でそれぞれに職人さんがいるのですが、研修では全行程を教えてもらうことができます。図案、下絵、糸目、糊置きは京都市産業技術研究所で行いますが、行程が進み先生の工房での実習となると時間も更に長くなり、また日常の頭の中も染めている作品のことが常にどこかある感じでした。大変なことも沢山ありましたが、とにかく何でも教えてもらえる有り難さと、作業一つ一つの面白さがあり、充実していました。

最後は、みやこメッセで修了展を行いました。

 

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左から2点が私が製作したものです。
一番左はデザイン図案から製作した染帯、左から2番目は課題作品といって先生のラフ図案を写して配色などはそれぞれが考え製作するものです。

 

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恥ずかしながら私が製作した染め帯です。題名は「木陰のお茶会」。木が茂る下で始まるお茶会をモチーフにしています。お仕立てしていないので判りにくいですが、だいたいポットの辺りが帯を締めた太鼓部分にきて、後ろに隠れて少しだけ見えている部分がお腹にきます。

普段、型ものの着物や帯の図案の仕事はしているものの、手描き友禅の、そして自分の作品として製作すること…は悩むことも思いの他多かったです。出来上がってみて、反省点は山盛りありますが1年という期間付き合ってきたので、愛着も山盛りあります。お仕立てして締めるのが楽しみです。

この講習は基本的には2年目まであり、2年目に講習を受けると次は訪問着の製作になるのですが、悩んだ末に受けることにしました。
悩んだ理由というのは、講習自体は楽しめたのですが心身共に体力が必要だったこと、そして仕事とのバランスなどなどです。ただ、色々無理をお願いしている家族からもせっかくだし2年目受ければいいのに…と言ってもらえたこともあり、よしと腹をくくって?受けさせてもらうことにしました。

そして、一息つく間もなく4月からもう講習が始まっているのです…
まだ、図案のアイデアも固まっていませんが、1年目に教えて頂いたことを生かすことと、やりきることをまず目標に頑張りたいと思います。

 

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近所の疎水にて。桜が楽しめるのも後少しですね。